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2013年10月29日

職場円満プロジェクト【コミュニケーション】

女将のおもてなし日記

第七回 稔りの接待

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第七回
稔りの接待
秋がやってきた!と思ったら、いつの間にやら晩秋の気配。
台風もいくつもやってきて、落ち着いた「秋」を味わうことなく、年末へ走ることになりそうですね。
この時期、接待も盛りを迎えています。
下半期が始まり、あいさつ回りもひと段落。会食で親睦を深めたいというお席が、西麻布くすもとでも増えており、接待メニューのリクエストも多くなって参りました。
接待メニューのリクエストの中で、最近多くなっているのが、
「今日は大切な接待なので、コースはお任せで〇〇〇〇〇円。ドリンクメニューは、全て値段を外したものを別に用意してもらえますか」というもの。
「値段をはずしてほしい」というオーダーが、急に増えました。景気への期待感なのでしょうか。東京オリンピック開催が決定した後、少しですが小さな飲食業界ですが変化を感じます。
このリクエストをくださった方がお迎えするゲストの方は、お酒がお好きなのでしょう。だから、オーダーするときに気兼ねなく、いろんなお酒を、好きな種類を召し上がっていただきたいというホスト役の気遣いなのだと思います。
そして当日、値段のないメニューを広げたゲストの方は、本当に飲みたいものを少しずつ、いろんな種類を召し上がっていました。会計の額も、価格があるときと比べてそんなに違いはありません。これは大きな発見!
くすもとの場合なので、すべてのお店に通じることではないとは思いますが、大切なお客さまに「悩ましい想い」をさせないための小さな工夫が、おもてなしには大切なんだということを実感した、最近の出来事でした。
それ以来、価格付きメニューと、価格なしメニューの二種類を常に用意し、ご指示があれば、ゲスト側には「価格なし」。ホスト側には「価格有り」メニューを置いております。
これは、とても個人差のでる選択のひとつだと思いますので、すべての接待の席に通じるものではありません。
雨で背広が濡れたら、お帰りのときまでに乾かしておくこと。靴もできる限り乾燥させること。お店の方にお話しすれば、できる限りのことをしてくれます。ドライヤーで大部分は解決できることですから。もしもお店のスタッフが、濡れた背広をそのままハンガーに掛けるようなことがあったら、ホスト役の方は、ゲストに知られないように店のスタッフに伝えてください。「お帰りのときまでに乾かしておいてください」と。
ちょっとした気遣いが、「記憶に残る接待」をつくります。
高価なお土産よりも、さりげない気遣いが、この不安定な天候の季節では特に輝くことでしょう。

 

女将のおもてなし日記

悩ましいとき
いよいよ秋本番。コスモスの花が風に揺れ、澄んだ空には鰯雲。仕事もプライベートも、稔
りの秋になりますように。
夏の疲れが出て、風邪をひいたという声も聞こえます。季節の変わり目。特に今夏の暑さ
は猛烈でした。思っているより体にはダメージがあるかもしれません。栄養と睡眠!いつも
よりちょっとだけ身体を労わってあげてくださいね。
さて、今回は「接待される側」のお話を。
「今日はご馳走するから、美味しいもの食べに行こう」と、上司や友人から誘われたことが
皆さまもあると思います。私もお誘いをうけることが少なくありません。まあ、嬉しいお誘
いもあれば、緊張をともなうお誘いもありますが(笑)。それはともかく、お店選びはお相
手にお任せになりますから、居酒屋、イタリアン、フレンチ、和食・・・、選んでくださっ
たお店に行くことになります。
まずは、とりあえずビールで乾杯ということになりますでしょうか。そこから、悩ましい
ことがしばしば起こります。たとえば、コース料理で、誘ってくださった方が既にお店にオ
ーダーしている場合は、「なんでも食べたいものをおっしゃってください」ということはな
いでしょう。
しかし、メニューを渡されて、「さあさあ、何でもどうぞ」と言われたら、私はいつも内
心困ってしまいます。
結局、「松」「竹」「梅」でいえば、竹あたりの料理をお願いして、無難な選択をしてし
まうわけです。
お酒もそう。わたしはビール党でして、できたら最初から最後までビールを飲みたい。
でも、お相手の方は、私がいくら「ビール党なので」と申し上げても、それを遠慮している
と気にかけてくださる。」
上手にに接待されるためには、お相手にあまり気を遣わせないよう「ビールが好きですが、
お任せいたしますね」と申し上げることにしています
ビジネスの接待は、仕事を受注したいという目的で行われる場合も多いですが、、オフィス
では見えない相手の人間性を。「共感できるところはあるか」、「信頼できる人か?」、」
・・・。、観察されていることを、接待される側も忘れてはいけません。
接待を受けていると、お相手の方が所属する会社の企業文化、風土を感じることがよくあ
ります。マナーや言葉遣い。ご縁のとらえ方。私と一緒に仕事することへの重要度のレベル
。接待する側の姿勢が、心地よいものだったかどうかは、お酒のすすめかたという小さなこ
とにも表れるということなのです。接待のステージとなるお店のスタッフの方への声のかけ
方には如実にその方の品性が出ます。店の方にも丁寧な言葉を使われる方、すぐに叱る方、
自分のミスを店のスタッフに注意するという形でごまかすお方もいらっしゃいます(笑)。
接待される側は、ニコニコとされていますが、意外と冷静に「接待する側」を眺めているも
のです。こう考えると、接待される側もする方も緊張してしまいますね。でもはじめての相
手から接待を受ける際は「うちとける場」としてあまり難しく考えずに自然体でいく方がよ
いと思います。そんな訳で、お店でゲストの方が楽しそうにお話ししているのを見るととて
もホッとした気分になります。
接待する側から「この人の仕事は無理してでもやっていきたい!」と思わせたらしめたも
のです! お酒の入る場では、ご自分が思っている以上に「自身の品性」が出ると肝に銘じ
てくださいませ。
次回は、接待する側の心遣いをお話しします。
つづく。
会員制料理屋 西麻布くすもと
女将 大内美樹
 
くすもとホームページ http://kusumoto-stage.com
e-mail:  miki@os-miki.jp
 
 
<関連記事>
 
【第1回】ご挨拶
http://www.mng-ldr.com/member/2013/05/13/post-29.php
【第2回】2合の壁
http://www.mng-ldr.com/member/2013/07/01/post-37.php
【第3回】わたしの「我慢」
http://www.mng-ldr.com/member/2013/07/16/post-46.php
 
【第4回】ライフバランス
http://www.mng-ldr.com/member/2013/08/06/post-53.php
西麻布「くすもと」紹介記事
http://www.mng-ldr.com/member/2013/04/30/post-27.php
「くすもと」紹介記事 (PRONWEB)  
http://www.pronweb.tv/modules/newsdigest/index.php?code=2906

 

女将のおもてなし日記
【第4回】ライフバランス
八月、盛夏。
西麻布くすもとの会員の皆さまも、夏休みを終えた方、これからとられる方、カレンダー通りのお仕事の方・・・、お席の話題に、それぞれの夏の過ごし方が挙がることが多くなってまいりました。読者の皆さまも、夏休みの計画を楽しんだり、はてまた頭を悩ませたり、お財布と相談したり・・・、様々なお盆休みをとられることでしょう。
ご接待や会食の多い「くすもと」。そのようなお席は、大切なビジネスの場。朝から仕事に精を出し、夜はくすもとでビジネス会食。お見送り時は、くすもとをお使い頂きありがとうございましたの感謝と共に、心から「お疲れさまでした」と頭が下がります。そしてまた、ゲストの方を送り出したホスト役の会員さま。ほっと肩の力が抜けるお顔と家路につかれる背中に、「どうかぐっすり眠ってくださいね」と声をおかけしたくなる、八月の夜が続いております。
ある大手企業では、残業を減らすために朝五時からの勤務を奨励するとか。ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)への配慮だという。家族との時間をもつことは、とても大切なことだと、この仕事をしている私自身も思うところです。
くすもと会員さまの中には、東京から地方にそして海外に、単身赴任中の方もいらっしゃいます。中には東京に時々会議等で戻られた際、空港からくすもとに直行される方も。カウンター席に落ち着かれ、おしぼりで顔をごしごしこすり(笑)、「いや?疲れたな。帰ってきたよ」と生ビールをグイグイ。くすもとスタッフは、「ご自宅に早くお帰りになったほうがいいのでは」と、少々心配しながら、「ポテトサラダ」「コロッケ」「野菜のお浸し」など、空港からお電話でリクエストいただいた料理をお出しするのですが、単身赴任という制度?は、いいのか悪いのか・・・考えてもしょうもないことだけど、ついつい考えてしまいます。
 
先日は、18年ぶりに単身赴任が解け、家族の元に帰るという会員さまがいらっしゃいました。日本全国転勤し、海外赴任もこなし、地位も立場も偉くなられたけれど、そして私が頓着することでもないけれど、18年という歳月はご家族にとってどんな日々だったのだろうと。「健康だよ。ちょっと太ったけどね」と笑うその方が若い頃の、お酒もあまり召し上がらなかった姿を思い出してしまいました。今では随分と強くなられた上、煙草も吸うように・・・。なんだか違う、バランスがオカシイと、悲しいようなハグしたいような切ない気持ちになるのは私だけでしょうか。
 
一方、土曜日にお越しくださる、会員さまのご家族。くすもとの客席は、地下、一階、二階と三層に分かれており、出入口もそれぞれに付いているので、お子様連れのご家族と、大人同士のお席とお分けすることが可能。そのためか、土曜日はプライベート使いをされる会員さまが多い西麻布くすもと。「家族の時間」といったらいいのでしょうか。普段の空気と違う、ゆったりとした時間が流れてゆきます。乳幼児、小学生、中学生・・・。ご来店の度に、ぐんぐんと成長されるお子さまたち。先日はお席の横の机で、学校からの宿題かな。漢字の練習帳に向かう小学二年生がいらっしゃいました。会員のお父さんは、いつもと違う出で立ちと微笑み。お若くみえるのは気のせい???(笑)。普段、闘っている姿を目の当たりにしているからこそ、ご家族とともに過ごされる「素」のお顔がとても嬉しく思うのです。家族を大切にしたいいうお姿は、ビジネスの現場においても、きっと通じるものがあるのだろうと、平日と週末、闘いと安息。二つの顔を拝見して感じる、今日この頃です。
それぞれの夏が、幸せな夏でありますように。健康でありますように。
日々の暮らしも、バランスがとれてこそ、元気に働き楽しい休日を迎えることができる。食べるということは、バランスを保つ上でははずせない必須条件です。暑いからといって、冷たいものを食べ過ぎませんように。色の濃い野菜をしっかり採られますように。もちろん、肉や魚の蛋白質も。「健康な肉体に健全な精神が宿る」。これ、ホントです。
「熱中症」という言葉が出始めた頃、「何にでも熱中する美樹さんのことだ」といわれたくらい、やり過ぎてすぐにバランスを崩す私が、自戒を込めて「バランス」について思う盛夏です。
 
つづく。
会員制料理屋 西麻布くすもと女将 大内美樹
くすもとhttp://kusumoto-stage.com
e-mail:  miki@os-miki.jp
【第1回】ご挨拶
http://www.mng-ldr.com/member/2013/05/13/post-29.php
【第2回】2合の壁
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【第3回】わたしの「我慢」
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西麻布「くすもと」紹介記事
http://www.mng-ldr.com/member/2013/04/30/post-27.php
「くすもと」紹介記事 (PRONWEB)  
http://www.pronweb.tv/modules/newsdigest/index.php?code=2906

【第7回】稔りの接待

 

秋がやってきた!と思ったら、いつの間にやら晩秋の気配。

台風もいくつもやってきて、落ち着いた「秋」を味わうことなく、年末へ走ることになりそうですね。


この時期、接待も盛りを迎えています。


下半期が始まり、あいさつ回りもひと段落。会食で親睦を深めたいというお席が、西麻布くすもとでも増えており、接待メニューのリクエストも多くなって参りました。

 

接待メニューのリクエストの中で、最近多くなっているのが、

「今日は大切な接待なので、コースはお任せで〇〇〇〇〇円。ドリンクメニューは、全て値段を外したものを別に用意してもらえますか」というもの。


「値段をはずしてほしい」というオーダーが、急に増えました。景気への期待感なのでしょうか。東京オリンピック開催が決定した後、少しですが小さな飲食業界ですが変化を感じます。


このリクエストをくださった方がお迎えするゲストの方は、お酒がお好きなのでしょう。だから、オーダーするときに気兼ねなく、いろんなお酒を、好きな種類を召し上がっていただきたいというホスト役の気遣いなのだと思います。


そして当日、値段のないメニューを広げたゲストの方は、本当に飲みたいものを少しずつ、いろんな種類を召し上がっていました。会計の額も、価格があるときと比べてそんなに違いはありません。これは大きな発見!


くすもとの場合なので、すべてのお店に通じることではないとは思いますが、大切なお客さまに「悩ましい想い」をさせないための小さな工夫が、おもてなしには大切なんだということを実感した、最近の出来事でした。


それ以来、価格付きメニューと、価格なしメニューの二種類を常に用意し、ご指示があれば、ゲスト側には「価格なし」。ホスト側には「価格有り」メニューを置いております。


これは、とても個人差のでる選択のひとつだと思いますので、すべての接待の席に通じるものではありません。


雨で背広が濡れたら、お帰りのときまでに乾かしておくこと。靴もできる限り乾燥させること。お店の方にお話しすれば、できる限りのことをしてくれます。ドライヤーで大部分は解決できることですから。もしもお店のスタッフが、濡れた背広をそのままハンガーに掛けるようなことがあったら、ホスト役の方は、ゲストに知られないように店のスタッフに伝えてください。「お帰りのときまでに乾かしておいてください」と。


ちょっとした気遣いが、「記憶に残る接待」をつくります。


高価なお土産よりも、さりげない気遣いが、この不安定な天候の季節では特に輝くことでしょう。

 

お茶 130pix.jpg

会員制料理屋 西麻布くすもと

女将 大内美樹

 

くすもとホームページ http://kusumoto-stage.com

e-mail:  miki@os-miki.jp

  


 <関連記事>

 

 【第1回】ご挨拶

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【第2回】2合の壁

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【第3回】わたしの「我慢」

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【第4回】ライフバランス

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【第5回】接待のつぼ

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【第6回】悩ましいとき

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西麻布「くすもと」紹介記事

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「くすもと」紹介記事 (PRONWEB)

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