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2013年07月22日

トップインタビュー【経営指針】

二度の倒産劇から得た「共生」への気づき。 25年の実践を経て、今、新たなステージへ 【後編】

「共生」を何よりも重視する経営姿勢の株式会社エーオーエー・アオバ。代表取締役の白井常雄社長に、二度の倒産を経て今日に至るまでの波乱万丈の歩みについてお伺いした。

トップの修羅場・土壇場・正念場 第6回

 

二度の倒産劇から得た「共生」への気づき。

  

25年の実践を経て、今、新たなステージへ

  

【後編】 <前編はこちら>

トップの修羅場・土壇場・正念場 第6回
二度の倒産劇から得た「共生」への気づき。
 
25年の実践を経て、今、新たなステージへ
 
【後編】 <前編はこちら>
活性酸素とSOD研究の世界的権威・丹羽耕三博士の提唱する免疫療法と、SOD様食品の普及活動にまい進する株式会社エーオーエー・アオバ。同社は創業以来、「宇宙・地球・人間の調和」という独自のビジョンを掲げ、社会貢献を第一の目的に活動してきている。売り上げでもなく、利益でもなく、成長や発展でもない。「共生」を何よりも重視する経営姿勢は、代表取締役、白井常雄氏の二度に渡る倒産経験から生まれたという。
写真
株式会社エーオーエー・アオバ 代表取締役 白井常雄さん
 
聞き手/株式会社オンステージ・ミキ 代表取締役 大内美樹
【後編】
逃げない、隠し立てをしない。
現実と向き合い、自らの人生の意味を問う
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大内
好調だった会社が提携先の社長が起こした事件を機に、一気に倒産へ。辛い時期をどう乗り越えられたのですか?
白井
倒産によって、取引先や友人・知人に多大な迷惑を掛けてしまい、さすがに「これではいかん、自分には人間的に欠陥がある」とわかりましたね。ただ、二度とも共通していえるのは、僕は絶対に逃げなかった。ある日突然の出来事だから、逃げられる状況ではなかったんだけれど、でも実はこれが良かった。倒産を予測した経営者は準備をするものです。家族だけは守ろう、あるいは、会社のここだけは逃がしておこうと。これがダメなんですよ。間違いなく、振動波で周囲に伝わりますから。少しでも隠し事をしていたら、おそらく、やましさから開き直りはできないでしょう。僕の場合は、全く何もしていませんから、まな板の鯉状態。債権者のみなさんに、「申し訳ありません。何もありません。ただ、ご迷惑をかけっ放しにするつもりはありません。働いて返します」と頭を下げ続けた。海千山千の彼らには、嘘や隠し立てがないことが伝わったんでしょうね。九州から取り立てに来たある債権者は、一通り事情を聞いたあと、「お前、かわいそうやな、そんなことがあったのか」と言って、財布から3万円出し、「これで母ちゃんにうまいもの食わしてやれよ」と渡してくれましたよ。そのとき、なんとかして借金を返そう、二度と人さまには迷惑を掛けないと、強く決心しました。同時に、自分は何のために生き、何のために生かされているのかという、人生の目的に真摯に向き合うようになりました。自問自答を重ね、この究極の問いを突き詰めていく上で辿り着いたのは、「晩年、あいつはいい仕事をしたよね」と言われるような仕事をしたい、世のため人のためというご大層な言葉でしか表現できないが、「社会の役に立っていきたい」という思い。それが、丹羽耕三博士に出会わせていただいた原点ではないかと考えています。
アオバ創業のきっかけとなった
丹羽耕三博士との出会い
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大内
丹羽耕三博士とのご縁はどのようにして始まったでしょうか。
白井
僕が10億円もの負債の返済に追われていたころ、アトピー性皮膚炎やガン、膠原病などの難病における世界的第一人者である丹羽博士は、幼いご子息を白血病で亡くされるという、身を引きちぎられるような辛いご経験をされていました。当時、骨髄移植はなく、抗がん剤の投与が治療法の主流。抗がん剤の副作用で苦しみながら亡くなったご子息の姿を胸に、父親として、医師として、人々に二度と同じような思いをさせたくないと、抗がん剤に代わる薬の研究開発に心血を注ぎ、天然の生薬を使った免疫増進剤「SOD様食品」(*SOD:スーパーオキシドディスミュターゼ。活性酸素を除去する酵素)を誕生させます。その博士と、あるきっかけでお話しする機会があり、僕は博士の思いと研究姿勢に深い感銘を受けました。そして、「生涯の仕事として、SOD様食品の普及に取り組みたい」という決意をお伝えし、1988年、現在の会社を創業するに至ったのです。
大内
「宇宙・地球・人間の調和を考えます」という、他に類を見ない社是を打ち出されて、活動されてきていますが、この言葉に込められた意味を教えていただけますか。
白井
これは経営者としてはあるまじき標語で、経営はしなくていいのか?利益は?会社の成長は?という発想につながるんですが、僕は、人が生きていく上では「共に」という思いが必要であり、どんなに経済の生産性が高くても、地球のどこかに負荷がかかるならばそこに手を出すべきではないと考えています。二回も会社を倒産させ、ぐちゃぐちゃになっていたときに、すっと胸に下りてきたんですね。足るを知るということを忘れているのではないだろうかと。われわれの文化は人間中心になり過ぎました。自然環境も何も、人間が幸せになるためなら、何を使っても許されるという考えは、本来の神の摂理から逸脱している。害虫、害鳥、悪玉菌などと聞きますが、それらもあって、自然界が保たれているわけです。その人間中心主義に、経済至上主義が乗っかってしまった。自由民主主義に基づいて、経済を発展させ、生産性を高め、富を得て、あまねく幸せになることが善である、という思想はとんでもない間違いです。そのために、どれだけ多くの地球環境が損なわれてきたか、たくさんの動物が絶滅種になってきたか。海も水も汚染され、気候はどんどんおかしくなっている。アベノミクスで確かに目先は明るくなった。3年先、5年先に経済はまた発展し、豊かになり、給料も上がり、みんな幸せになるかもしれない。しかし、反比例するように、地球環境が劣化していっているという事実に目を背けてはならないと思うのです。われわれは地球とどう共生するか、また、自然の仕組みに適う生き方について、厳しく見つめ合いながら、今自分ができることにベストを尽くす、そんな思いを込め、この社是を掲げ、25年間その通りに活動してきました。当社は一時、売り上げ100億円を記録しましたが、現在は10億円です。普通の会社だったら消滅していますよね。それだけではなく、主力製品「AOAアオバ」の販売価格を、この6月、3グラム300円から157円に改定しました。原価は同じです。なぜ、こんなことができるのか。猛烈な企業努力をしているからです。うちの社員の給料は高くはない。でも、みんなイキイキと働いてくれています。儲けるのではなく、分かち合う。「共生」という原理で会社経営が間違いなくできるという証ではないでしょうか。
全てに優先する「調和」というルール
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大内
100億円が10億円になっても潰れない、その秘密を教えてください。
白井
まず、2人に1人ががんになる時代において、対症療法では救われないという現実があります。その中で、丹羽博士が開発された、普遍的な説得力のある本物製品を扱わせていただいていることが一番でしょう。
大内
会社を守るために、リストラをされたこともあると思うのですが。
白井
リストラをしたことはないですね。25年間経営してきて3人ほど首を切りましたが、悪いことをしたから。それ以外は全て自然退職ですよ。不思議なことに、うちの会社のOB会があって、飲みの席で「アオバは良かったよね」と言っているそうです(笑)。
うちの会社は自由放任でね、「命令する、強制する、管理する」の3つはやってはいけないことなんです。常に各人の気づきに基づいて行動しなさい、と言っている。重要なのはハーモニーです。自ら気づきを重ね、調和の取れた意思決定ができるようになっていけば、“みな共に”という考え方が自然と形成されていきます。でもね、企業経営する側はたいへんですよ。社員が間違った方向に進んでいても、直接指摘できないんですから。気づかせるために、「創意工夫しなさい」と繰り返し伝えていますね。忍耐が必要です(笑)。その代わり、1か月、僕がひっくり返っていても、会社は全く揺らがないでしょうね。
大内
トップダウンというのもないんですか?
白井
方向性はあります。わが社は、現状の文化から、「共生」という新たな、次世代の文化へ移行するための、いわばテストマーケティングをやっているわけです。それには、社員一人ひとりがその自覚と調和度を持たないといけない。たとえば、交通事故を起こしてしまったとき、「なぜ事故が起きたのか?」「そのときの当人の心構え」「家族関係や環境」「会社の思い」、それらが何か違うよねと知らせてくれている、という受け取り方を僕らはします。これは完全にルール化されています。お客さまからクレームをいただいたら、「クレームの本質は何か」「お客さま自身へのメッセージなのか」「担当部署・担当者へのメッセージなのか」「会社に対するメッセージか」「会社の生き方そのものへのメッセージなのか」と。ですから、対処方法は一つひとつ異なります。判断軸は、会社にとって良いか悪いかではなく、お客さまや登録店にとって、本社あるいは丹羽博士にとって、常に全体で良いか悪いか。エゴをなくし、マクロの視点を持たなければ、絶対に見えません。少なくともこの10年間はそういう道筋で答えを出すトレーニングをやってきており、肩書きを持っている社員はみな「これはどういうメッセージかな?」から検討を始めます。「あなたが悪い」はうちの会社ではないんですよ。人のせいにしていては反省もないし、気づきもない。成長することもできない。退化していくだけですから。
団塊世代を出発点に、
「共生」社会の創造を目指す
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大内
御社は今年で25周年を迎えられました。これから先について、どんなことを考えておられますか?
白井
現在、経営戦略の一つとして、「従業員の健康作り」に着目する企業が出てきています。既にアメリカでは90年代に経営学者が「社員の健康を維持する仕組み作りは、生産性やモチベーション、パフォーマンスの向上など業績や企業の成長力に結び付く。コストではなく投資で考える価値がある」と提唱。実際に多くの米国企業でこの考えが経営に取り入れられ、十分にリターンが得られることが証明されています。実はこれに、25年間われわれがやってきたことを、そっくりそのまま当てはめることができるんですね。われわれの事業は、まさに時代のニーズに要請されたものだと言えるのです。風が吹いてきている今、われわれの取り組み、そして「共生」という新たな発想について、全国へ、特に団塊世代の方々へ発信していきたいと思っています。
当社には、次のような健康の4つの指針があります。
1、 プラス発想の勧め(明るく、楽しく、おおらかに、前向きに)
2、 環境を整える(家族環境、自然環境を大切に)
3、 安心・安全、エネルギーのある調和の取れた食を
4、 身体機能を高め、高次の免疫力を持つ(臓器、細胞レベルの健康)
4つ目は、SOD様食品で身体機能、免疫機能を増進して、病気に打ち勝つということなんですが、それには普通に生活していてはダメ。プラス発想と環境と食が重要です。生涯現役とは言われるけれど、生涯元気で働けて初めて経済の再生産ができるわけです。
なぜ、団塊世代をターゲットにするか。それは、彼らが生きがいを失っているからです。日本をこれだけの経済大国にしてくれたのは、昭和20年代?30年代に生まれた彼らです。それなのに、肩を叩かれ、場外に追いやられ、生きる術・生きる真の目標をなくしている。経済を最優先の目的としていたからです。人は本来、全てのものに調和して生きていくという使命があります。自分にとって良いか悪いかではなく、共にあって分かち合う。共生とは生き方そのものの価値観とも言えるのではないでしょうか。ぜひ彼らに、われわれの考えと実践してきた蓄積をお伝えし、価値観を共有し、古巣の会社の健康を守る先達として活躍していただきたい。現在、そのための構想を練っているところです。
大内
二度も倒産にもへこたれず、御年74歳を迎えられた今もなお会社の看板を背負い、さらに「共生」というテーマを社会に投げ掛け、新たなムーブメントを起こそうとされている白井社長のお姿に、私も勇気をいただきました。と同時に、人間の役割、企業の在り方について、深く考えさせられたインタビューでした。本日はありがとうございました。
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二度の倒産劇から得た「共生」への気づき。 
25年の実践を経て、今、新たなステージへ 【前編】
http://www.mng-ldr.com/member/2013/07/17/-25.php
白井社長 取材後記
御年74歳。元気溌剌!言葉に淀みなく声も大きい。「生涯現役、生涯元気」を地で行く白井社長。人の人生は顔に現れるというが、わたしは74歳男性の、こんなに晴れやかないい顔に会ったことがない。
インタビューで驚いた。一度目の4億7500万円の倒産と二度目の10億円の倒産。それをすべて逃げずに完済。幼い頃から、新しいこと、人のやらないことが大好きで、やんちゃで腕白で、筋の通らないことに対しては相手が誰であろうと、大立ち回りをやってのける義侠心。その清廉潔白なおっちょこちょい(本人の弁)は、二度の倒産から「人生の目的に真摯に向かい合う」ということを学び、「社会の役にたちたい」と株式会社エーオーエー・アオバを設立。そして今年、25周年という大きな節目を迎えられた。
資本主義経済、市場の競争原理からみれば、本文にあるような、売り上げが100億から10億に落ち込めば倒産する。しかし、白井社長が貫く「宇宙・地球・人間の調和」という理念は、倒産どころか主力商品の値下げに猛烈な企業努力をまだまだ続けているのだ。
そして今また、日本をつくりあげてきた団塊の世代の「生きがいの創造」に、74才のトップリーダーは道筋をつくろうとしている。
「共生」がすべてに優先するという、企業経営者。後に続く世代の一人として、物事をマクロの視点でとらえること。そして何より、「逃げないこと」から次が生まれるということを学ばせていただいた、尊いインタビューでした。
聞き手/株式会社オンステージ・ミキ 代表取締役 大内美樹

 

活性酸素とSOD研究の世界的権威・丹羽耕三博士の提唱する免疫療法と、SOD様食品の普及活動にまい進する株式会社エーオーエー・アオバ。同社は創業以来、「宇宙・地球・人間の調和」という独自のビジョンを掲げ、社会貢献を第一の目的に活動してきている。売り上げでもなく、利益でもなく、成長や発展でもない。「共生」を何よりも重視する経営姿勢は、代表取締役、白井常雄氏の二度に渡る倒産経験から生まれたという。

 

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株式会社エーオーエー・アオバ 代表取締役 白井常雄さん

 

聞き手/株式会社オンステージ・ミキ 代表取締役 大内美樹


 


 

【後編】

 

逃げない、隠し立てをしない。

現実と向き合い、自らの人生の意味を問う

 

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大内

好調だった会社が提携先の社長が起こした事件を機に、一気に倒産へ。辛い時期をどう乗り越えられたのですか?


白井

倒産によって、取引先や友人・知人に多大な迷惑を掛けてしまい、さすがに「これではいかん、自分には人間的に欠陥がある」とわかりましたね。ただ、二度とも共通していえるのは、僕は絶対に逃げなかった。ある日突然の出来事だから、逃げられる状況ではなかったんだけれど、でも実はこれが良かった。

 

倒産を予測した経営者は準備をするものです。家族だけは守ろう、あるいは、会社のここだけは逃がしておこうと。これがダメなんですよ。間違いなく、振動波で周囲に伝わりますから。

 

少しでも隠し事をしていたら、おそらく、やましさから開き直りはできないでしょう。僕の場合は、全く何もしていませんから、まな板の鯉状態。債権者のみなさんに、「申し訳ありません。何もありません。ただ、ご迷惑をかけっ放しにするつもりはありません。働いて返します」と頭を下げ続けた。海千山千の彼らには、嘘や隠し立てがないことが伝わったんでしょうね。

 

九州から取り立てに来たある債権者は、一通り事情を聞いたあと、「お前、かわいそうやな、そんなことがあったのか」と言って、財布から3万円出し、「これで母ちゃんにうまいもの食わしてやれよ」と渡してくれましたよ。そのとき、なんとかして借金を返そう、二度と人さまには迷惑を掛けないと、強く決心しました。

 

同時に、自分は何のために生き、何のために生かされているのかという、人生の目的に真摯に向き合うようになりました。自問自答を重ね、この究極の問いを突き詰めていく上で辿り着いたのは、「晩年、あいつはいい仕事をしたよね」と言われるような仕事をしたい、世のため人のためというご大層な言葉でしか表現できないが、「社会の役に立っていきたい」という思い。それが、丹羽耕三博士に出会わせていただいた原点ではないかと考えています。

 

 

アオバ創業のきっかけとなった

丹羽耕三博士との出会い

 

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大内

丹羽耕三博士とのご縁はどのようにして始まったでしょうか。


白井

僕が10億円もの負債の返済に追われていたころ、アトピー性皮膚炎やガン、膠原病などの難病における世界的第一人者である丹羽博士は、幼いご子息を白血病で亡くされるという、身を引きちぎられるような辛いご経験をされていました。

 

当時、骨髄移植はなく、抗がん剤の投与が治療法の主流。抗がん剤の副作用で苦しみながら亡くなったご子息の姿を胸に、父親として、医師として、人々に二度と同じような思いをさせたくないと、抗がん剤に代わる薬の研究開発に心血を注ぎ、天然の生薬を使った免疫増進剤「SOD様食品」(*SOD:スーパーオキシドディスミュターゼ。活性酸素を除去する酵素)を誕生させます。

 

その博士と、あるきっかけでお話しする機会があり、僕は博士の思いと研究姿勢に深い感銘を受けました。そして、「生涯の仕事として、SOD様食品の普及に取り組みたい」という決意をお伝えし、1988年、現在の会社を創業するに至ったのです。


大内

「宇宙・地球・人間の調和を考えます」という、他に類を見ない社是を打ち出されて、活動されてきていますが、この言葉に込められた意味を教えていただけますか。


白井

これは経営者としてはあるまじき標語で、経営はしなくていいのか?利益は?会社の成長は?という発想につながるんですが、僕は、人が生きていく上では「共に」という思いが必要であり、どんなに経済の生産性が高くても、地球のどこかに負荷がかかるならばそこに手を出すべきではないと考えています。二回も会社を倒産させ、ぐちゃぐちゃになっていたときに、すっと胸に下りてきたんですね。足るを知るということを忘れているのではないだろうかと。

 

われわれの文化は人間中心になり過ぎました。自然環境も何も、人間が幸せになるためなら、何を使っても許されるという考えは、本来の神の摂理から逸脱している。害虫、害鳥、悪玉菌などと聞きますが、それらもあって、自然界が保たれているわけです。その人間中心主義に、経済至上主義が乗っかってしまった。自由民主主義に基づいて、経済を発展させ、生産性を高め、富を得て、あまねく幸せになることが善である、という思想はとんでもない間違いです。

 

そのために、どれだけ多くの地球環境が損なわれてきたか、たくさんの動物が絶滅種になってきたか。海も水も汚染され、気候はどんどんおかしくなっている。アベノミクスで確かに目先は明るくなった。3年先、5年先に経済はまた発展し、豊かになり、給料も上がり、みんな幸せになるかもしれない。しかし、反比例するように、地球環境が劣化していっているという事実に目を背けてはならないと思うのです。

 

われわれは地球とどう共生するか、また、自然の仕組みに適う生き方について、厳しく見つめ合いながら、今自分ができることにベストを尽くす、そんな思いを込め、この社是を掲げ、25年間その通りに活動してきました。

 

当社は一時、売り上げ100億円を記録しましたが、現在は10億円です。普通の会社だったら消滅していますよね。それだけではなく、主力製品「AOAアオバ」の販売価格を、この6月、3グラム300円から157円に改定しました。原価は同じです。

 

なぜ、こんなことができるのか。猛烈な企業努力をしているからです。うちの社員の給料は高くはない。でも、みんなイキイキと働いてくれています。儲けるのではなく、分かち合う。「共生」という原理で会社経営が間違いなくできるという証ではないでしょうか。

 

 

 

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