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2013年07月01日

職場円満プロジェクト【コミュニケーション】

女将のおもてなし日記

【第2回】2合の壁。

 

女将のおもてなし日記(第二回)
二合の壁。
いよいよ7月がスタート。今年一年の折り返しですね。
会員制料理屋くすもとは、株主総会後のお疲れ様会、人事異動、昇進に転勤、送る人送られる人、そして「接待」。様々な
お席で賑わっております。
接待の風景は、まさに百通り。千差万別。終始お仕事のお話をされるお席もあれば、趣味やゴルフの話だけ?で盛り上がられ
たにもかかわらず、「やあ、昨日の接待はうまくいったよ。仕事が決まった。ありがとう」と、翌日お電話をいただくこと
も。会員の皆さまの大切な接待の場となる、くすもと。接待の内容に応じて、料理やお酒のしつらえはもとより、お車の手
配、手土産のご用意、お会計の方法(請求書かカードか等・・・)前日までに打ち合わせをさせていただき、黒子として精一
杯のサポートをさせて頂いております。
今回は、お酒が付きものの接待のお席で、ドクターストップがかかり、お酒は二合までという方のお話を。ちなみにこの方
、ご自宅では一切お酒を呑まれません。といいますか、呑ませてもらえません。
仮に、?さんといたしましょう。お酒がお好きでお好きで、酒豪で鳴らした結果、脳梗塞に。ちなみに今も現役の某企業の
トップとしてご活躍中です。いつも接待は二時間。明るい笑い声が絶えない接待上手。ついついお席も盛り上がり、お酒の
お代りが入ります。一応、二合で終わりとご本人も心得ていらっしゃるので、日本酒党の?さんは、入手困難な高いお酒を
少しずつ大切に飲み始めるのですが、越えてはならない一線がやってきます。それが、「二合の壁」。
わたしも含め、くすもとのスタッフ達は皆、?さんのご事情を知っています。部下の方から、「長く現役でいてほしいから
、頼む」と、会員になってくださったときから知らされておりました。これは、「くすもと」と、「会員」さまとの約束。
約束は守る。他言はしない。会員制料理屋の鉄則です。
どうするか。まず、わたしがお盆を持ってお部屋を覗き、さり気なく、お酒の残り分量、?さんの顔色とご様子をチェック
。そして、同席されている部下の方に目くばせ。部下の方がうなずけば、もう少しそのままに。片目をつぶってウインクし
たら、お猪口を取り上げます(笑)。そして、「はい、今日はここまで」と宣言させて頂くのです。
最初のころ、「ここは料理屋だろう」などと悪態(失礼)をつかれておりましたが、今では、接待の始まりから「この店は二
合までしか呑ませてくれないんだよ」と。わたくしも、「二合までですので、皆さまのご協力を伏してお願いいたします」
。こう申し上げて「せっかくの会食なのに!」と気分を悪くされることは、まずありません。が、しつこく目を光らせている
と同時に、呑みたい方に遠慮させない会話を、日々考える女将でございます。
?さんのご家族も、外で呑む機会の多いことを大変心配されておりますが、「くすもとなら許しますのでよろしく」と、わ
ざわざ連絡をしてくださいます。会社でも、ご家庭でも、お身体を心配される幸せな?さま。それでも私の眼を盗んで、同
席の方に「一口だけ」なんておっしゃっていること、ばれていますよ(笑)。
そしてまた、塩分制限の方、胃の手術をされて量を召し上がれない方、ベジタリアンの方が同席される接待もあります。
会食のお席にマニュアルはありません。相手を想う心。言い換えれば、想像力。言い古された言葉ではありますが、私も日
々そのことを肌で感じております。
皆さま、ぜひお店をご自身のホームベースにし、呑めないこと、食べられないことを伝え、お店とタッグを組み、安心して
臨める接待の場をつくるとよろしいかと。そして、お相手にも、体調やドクターストップがかかっていることはないか、明
るく聞いてみてください。お店のスタッフがいるときを狙って。ここ、ポイントです。
「あうん」の呼吸で目くばせしあえるお店をもって、健康的な接待を!
つづく
西麻布くすもと女将   大内美樹
http://www.kusumoto-stage.com
È?mail miki@os-miki.jp

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女将のおもてなし日記

 

【第2回】 二合の壁。

 

いよいよ7月がスタート。今年一年の折り返しですね。


会員制料理屋くすもとは、株主総会後のお疲れ様会、人事異動、昇進に転勤、送る人送られる人、そして「接待」。様々なお席で賑わっております。


接待の風景は、まさに百通り。千差万別。終始お仕事のお話をされるお席もあれば、趣味やゴルフの話だけ?で盛り上がられたにもかかわらず、「やあ、昨日の接待はうまくいったよ。仕事が決まった。ありがとう」と、翌日お電話をいただくことも。


会員の皆さまの大切な接待の場となる、くすもと。接待の内容に応じて、料理やお酒のしつらえはもとより、お車の手配、手土産のご用意、お会計の方法(請求書かカードか等・・・)前日までに打ち合わせをさせていただき、黒子として精一杯のサポートをさせて頂いております。


オブジェ.jpg

今回は、お酒が付きものの接待のお席で、ドクターストップがかかり、お酒は二合までという方のお話を。ちなみにこの方、ご自宅では一切お酒を呑まれません。といいますか、呑ませてもらえません。


仮に、Mさんといたしましょう。お酒がお好きでお好きで、酒豪で鳴らした結果、脳梗塞に。ちなみに今も現役の某企業のトップとしてご活躍中です。いつも接待は二時間。明るい笑い声が絶えない接待上手。ついついお席も盛り上がり、お酒のお代りが入ります。一応、二合で終わりとご本人も心得ていらっしゃるので、日本酒党のMさんは、入手困難な高いお酒を少しずつ大切に飲み始めるのですが、越えてはならない一線がやってきます。それが、「二合の壁」。

 

わたしも含め、くすもとのスタッフ達は皆、Mさんのご事情を知っています。部下の方から、「長く現役でいてほしいから、頼む」と、会員になってくださったときから知らされておりました。これは、「くすもと」と、「会員」さまとの約束。


約束は守る。他言はしない。会員制料理屋の鉄則です。

 

お猪口ととっくり.JPGのサムネイル画像

 

どうするか。まず、わたしがお盆を持ってお部屋を覗き、さり気なく、お酒の残り分量、Mさんの顔色とご様子をチェック。そして、同席されている部下の方に目くばせ。部下の方がうなずけば、もう少しそのままに。片目をつぶってウインクしたら、お猪口を取り上げます(笑)。そして、「はい、今日はここまで」と宣言させて頂くのです。


最初のころ、「ここは料理屋だろう」などと悪態(失礼)をつかれておりましたが、今では、接待の始まりから「この店は二合までしか呑ませてくれないんだよ」と。わたくしも、「二合までですので、皆さまのご協力を伏してお願いいたします」。こう申し上げて「せっかくの会食なのに!」と気分を悪くされることは、まずありません。が、しつこく目を光らせていると同時に、呑みたい方に遠慮させない会話を、日々考える女将でございます。


さんのご家族も、外で呑む機会の多いことを大変心配されておりますが、「くすもとなら許しますのでよろしく」と、わざわざ連絡をしてくださいます。会社でも、ご家庭でも、お身体を心配される幸せな?さま。それでも私の眼を盗んで、同席の方に「一口だけ」なんておっしゃっていること、ばれていますよ(笑)。


そしてまた、塩分制限の方、胃の手術をされて量を召し上がれない方、ベジタリアンの方が同席される接待もあります。


会食のお席にマニュアルはありません。相手を想う心。言い換えれば、想像力。言い古された言葉ではありますが、私も日々そのことを肌で感じております。


皆さま、ぜひお店をご自身のホームベースにし、呑めないこと、食べられないことを伝え、お店とタッグを組み、安心して臨める接待の場をつくるとよろしいかと。そして、お相手にも、体調やドクターストップがかかっていることはないか、明るく聞いてみてください。お店のスタッフがいるときを狙って。ここ、ポイントです。


「あうん」の呼吸で目くばせしあえるお店をもって、健康的な接待を!


つづく。

オブジェ4.jpg

 

会員制料理屋 西麻布くすもと

女将 大内美樹

 

くすもとホームページ http://kusumoto-stage.com

e-mail:  miki@os-miki.jp


 


 

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【第1回】ご挨拶

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西麻布「くすもと」紹介記事

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「くすもと」紹介記事 (PRONWEB)  

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