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2012年09月20日
ネット犯罪、日本の被害は350億円 シマンテックが報告書
【情報セキュリティー】ソーシャルメディア利用者のセキュリティー意識はいまだ低い状況
日本のネット犯罪被害者は920万人、被害総額は4億4,200万ドル(約349億1,800万円)――。米情報セキュリティー大手のシマンテック日本法人(東京・港、河村浩明社長)は19日、2011年7月から1年間の世界のネット犯罪について調査結果を公表した。
ネット犯罪にはウイルスの感染、詐欺サイトやハッキングの被害、個人情報やクレジットカード情報の窃盗などが含まれる。全世界で5億5,600万人がネット犯罪の被害に遭った。
日本の利用者の88%は知らない相手から届いたメールを消去しており、76%は不審なメールの添付ファイルやウェブサイトのリンクを開かないと回答したという。
一方、SNSといったソーシャルメディアではまだ意識は高くない。ソーシャルメディアの利用者の37%が発言をシェア(共有)する際にリンク先を確認せず、42%の利用者がソーシャルメディア向けの機能を搭載したセキュリティー対策ソフトを使っていない。
世界ではソーシャルメディア利用者の39%がネット犯罪に巻き込まれたと回答。日本は13%だが今後増加する懸念がある。
(9月19日 日本経済新聞 http://www.nikkei.com/ )