コラムBOX

2017年09月27日

IT機器導入時の判断と使い勝手に大きなギャップ

目先の価格やブランドイメージにとらわれない賢い機種選定とは

IT機器導入時の判断と使い勝手に大きなギャップ

 

目先の価格やブランドイメージにとらわれない賢い機種選定とは

 

タクト情報システムズ株式会社 代表取締役

ITコンサルタント

田邉 弘美

 

ミーティングイメージ.jpg

 

IT機器など設備を導入する際に何を基準として判断しているだろうか。先日、カシオ計算機株式会社から、IT機器購入に関する調査結果が発表された。この調査は企業や教育現場でプロジェクターを購入する際に重視するポイントと、実際に購入した後の「使い勝手」の課題を調べたものだ。


■購入検討のポイントは安さ・ブランド

 

会議やミーティングなどで当たり前のように利用されているプロジェクターだが、購入の際は何を重視して選定しているのだろうか。

調査結果によると、導入機器選定で重視するポイントの上位は、「価格の安さ」、次いで「品質や信頼度」、そして光量・解像度などの「見やすさ」となっている。


図1:機種選定の際の重視ポイント.png

■導入後は「使い勝手」に大きな不満

 

では、導入後はどうだろうか。

使用中に感じた不満点を聞いてみると、購入決定の際には表れていない項目が不満として上位を占め、しかも「よくある」と「ややある」の合計は、約8割近くという高い数値になっている。

図2:使用中に感じた不満点.png

 

購入時に重視しているポイントと、実際に使ってみての感想に大きなギャップがあるのはなぜなのだろうか。

 

プロジェクターの場合、使い勝手の不満の第一は点灯時間の遅さであることが分かった。「点灯時間」は購入の判断ポイントとしてはさほど高くはない。それは、点灯時間が遅くて当たり前と思われているからかもしれない。

 

多くのプロジェクターで光源としている水銀ランプはスイッチを入れてから通常の明るさになるまで30?40秒かかる。しかし、現在ではLEDやレーザーを光源としたプロジェクター登場し点灯時間も数秒で済むという。多くの人が不満に思っているプロジェクターの「点灯時間」を解消する選択肢があるにも関わらず気づかれていない。

 

■利用してみてわかるメリットとデメリット

 

さらに、調査結果のギャップを実際に検証するために、LEDとレーザー光源のプロジェクターを利用してのミーティングに参加してみた。

 

利用したプロジェクターはCASIO製のLEDとレーザーを光源とした機種( XJ-V100W)。パソコンに接続してスイッチを入れると、参加者を待たせることなくすぐに画面が立ち上がる。画面が立ち上がるまでの「イライラする間」は感じない。特筆すべきは、光源を冷却するためのファンの音だ。小さな会議室で利用する場合はこの音が結構気になる。LED&レーザー光源のプロジェクターの場合は、ファンの音や熱を我慢することはない。

 

画面が必要ないときはオフにし、必要に応じてすぐに投影。テレビ感覚でプロジェクターを利用できることは予想以上に快適なことだ。このレスポンスの良さは、会議やミーティングの活性化や効率向上、そして仕事を変えていくという大きな付加価値を創出する可能性を感じた。

 

■購入コスト+ランニングコストの考え方

 

気になる購入価格だが、CASIO製のLED&レーザー光源のプロジェクターは、同等の明るさの水銀ランプ光源の製品より割高になるという。プロジェクターのランニングコストは、プリンターのトナーや用紙代に比べて消耗品がイメージしにくい。しかし、光源となるプロジェクターのランプは消耗品なのだ。CASIO製のLED&レーザー光源の寿命は水銀ランプに比較して約10倍(約20,000時間)だという。しかも、水銀ランプは1個数千円するという。また、消費電力も水銀ランプに比べて45%低い。

 

ショールームや教育現場など使用頻度が高い場合は消耗品や消費電力などの目に見えにくいランニングコストを意識することも重要だ。購入価格が高くてもトータルコストではLED&レーザー光源のプロジェクターのほうが低くなる可能性がある。

価格に現れない「使い勝手」を考えればコストパフォーマンスはさらに高まる。

 

■使い勝手とトータルコストを意識した購入選択を

 

今回の購入調査結果は、プロジェクターに限らず、日常的に利用するIT機器の導入の際は価格やブランドイメージより使い勝手やトータルでのランニングコストを重視する必要性を示唆している。IT機器を効率よく使いこなすことで働き方を大きく変えることができる。

 

この効果を享受するためにも、購入検討の際には使い勝手と目先の価格にとらわれないトータルでのコストパフォーマンスを重視した機種選びをしてみることをお勧めする。


 

CASIOのLED&レーザー光源のプロジェクター詳細はこちら

https://casio.jp/projector/

 

 


【調査概要】

調査実施:カシオ計算機株式会社

調査期間:2017年6月26日 - 6月28日

調査集計:2017年6月29日 - 7月10日

調査対象:ビジネスパーソン(社員・契約社員)400名

・・・教育関係者(学校・塾・語学教室等)400名

<3か月に1回以上プロジェクターを使用している方対象>


 

<著者プロフィール>

田邉さん.jpg

 田邉弘美(たなべ ひろみ)


■タクト情報システムズ株式会社 代表取締役
■タブレット企業導入コンサルタント

 

大手電機メーカーにてオフコン基本ソフトの開発/技術計算プロジェクトなどを担当。 1987年、タクト情報システムズ株式会社を設立。企画からプロジェクト管理、運用支援まで幅広い分野をサポートする会社として、創業以来多くの企業へシステムを納入。高い技術力と豊富な知識で、クライアントさまの企業発展に貢献できるシステムづくりをモットーとしている。2010年スマートタブレットの発売と同時に、自社製品の販売や結婚式場、生命保険、住宅業界などへの導入実績がある。これらの経験を元に、独自の「タブレット導入事例セミナー」「iPad活用セミナー」など、セミナー活動、IT導入コンサルタントとして活躍中。


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