コラムBOX

2014年09月11日

企業リスク「顧客が倒産した場合」の対処法

<第1回>債権を失わないポイント

企業リスク「顧客が倒産した場合」の対処法

 

<第1回>債権を失わないポイント

企業リスク「顧客が倒産した場合」の対処法
<第1回>債権を失わないポイント
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つなぐナビ登録士業
弁護士 藤井 愛彦
藤井愛彦法律事務所
http://bengoshi-fujiiyoshihiko.jp/
商品はよく売れるし、新規顧客の開拓も順調。
しかし、その売り上げのほとんどが「債権」ではありませんか?
債権はきちんと回収できなければ、まさに“絵に描いた餅”です。
今回は「債権管理のポイント」特に、それを失わないポイントについてご説明いたします。
1 基本は相手を見定めるところから
相手方が倒産状態に陥ると回収が困難になり、回収できたとしても大変な労力が要求されます。したがって、取引を始める前にできるだけそのリスクを減らしておくのが得策です。
そこで,まずは取引前の「信用調査」がとても重要なアクションになります。
では、どのような調査方法がおすすめかといいますと、「取引相手の事業所などを訪問すること」が基本です。
決算書などで経営状況や財務状況を把握するという方法はもちろんアリですが、これは取り繕うことが可能であり、信用調査機関の情報も限界があります。また、調査のための専門部を設けるまでには至らないのが通常でしょう。
そこで、現場確認。しかも、できれば「近くに寄ったのでご挨拶」などという理由でアポイントをとらずに訪問してください。現場には真実である可能性が高い生の情報があふれています。
経営者や営業担当の方であれば,ご自身のご経験から感じられることがたくさんあろうかと存じます。
ベテランの営業マンは「入口や受付」の雰囲気でわかるといいます。
信用調査の方法として、事業所などへの訪問を実践してください。
2 どのような形でも書面化を
信用調査が終わり,晴れて取引をすることになった場合の次なるポイントは、契約書の作成などの書面化です。
誤解をおそれずに言えば,裁判所は書面主義的な傾向があります。
したがって,債権の管理においては,書面をいかに残しておくかが大変重要なのです。
では、どのような書面を作成すればいいかといえば、その最高峰は「契約書」です。
そして,契約書が取れる場合には,
?金額,支払時期などの取引の基本的な条件,
のみならず,
?期限の利益の放棄,相殺,解除
といった危機的状況において有効な条項が網羅されているかどうかを確認してください。
どうしても契約書が取れない場合でもあきらめずに、発注書、請書、議事録、メモ、取引履歴など、なんでもいいので書面を残すようにしてください。いざというときに味方になってくれるはずです。
3 日々の管理も欠かさずに
あとは、回収までの日々の債権管理ということになります。
支払期日にきちんと支払いがなされているかの管理はもちろんのこと、信用力に変わりがないかどうかをチェックしてください。
では、具体的に何をすればいいのかといえば、そのおすすめは、冒頭の信用調査で触れたように、現場(相手先)になるべく多く訪問するということ。アポなし訪問・電話連絡など、できるだけ現場に触れる機会を多くしてください。
次回 [取引先が倒産したら] に続く
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<プロフィール>
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つなぐナビ登録士業
弁護士 藤井 愛彦
■自己紹介
現在,顧問会社内にて独立開業し,法務全般を預かっています。
そのため,現在進行形の企業法務の担当者として,契約書のドラフティング,債権回収,労務関係などはもちろん,知財対応,レピュテーションリスク対応など企業に関する法務全般に強みがあります。
業界的には,現在は,不動産,建築関連分野に力を注いでいますが,過去には,IT,医療などを含めて幅広く対応した経験があります。
まずは,信頼関係づくりから始めましょう。
お気軽にお電話ご相談ください。
■連絡先
藤井愛彦法律事務所
弁護士 藤井 愛彦
〒158-0097 世田谷区用賀4-10-1 世田谷ビジネススクエアタワー22階
株式会社東京組 内
TEL:070-6696-7772
FAX: 03-3709-2010
Mail:info@bengoshi-fujiiyoshihiko.jp
HP :http://bengoshi-fujiiyoshihiko.jp/

 

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http://bengoshi-fujiiyoshihiko.jp/

 

商品はよく売れるし、新規顧客の開拓も順調。

しかし、その売り上げのほとんどが「債権」ではありませんか?

債権はきちんと回収できなければ、まさに“絵に描いた餅”です。

今回は「債権管理のポイント」特に、それを失わないポイントについてご説明いたします。


1 基本は相手を見定めるところから

相手方が倒産状態に陥ると回収が困難になり、回収できたとしても大変な労力が要求されます。したがって、取引を始める前にできるだけそのリスクを減らしておくのが得策です。


そこで,まずは取引前の「信用調査」がとても重要なアクションになります。


では、どのような調査方法がおすすめかといいますと、「取引相手の事業所などを訪問すること」が基本となります。

決算書などで経営状況や財務状況を把握するという方法はもちろんアリですが、これは取り繕うことが可能であり、信用調査機関の情報も限界があります。また、調査のための専門部を設けるまでには至らないのが通常でしょう。


そこで、現場確認。しかも、できれば「近くに寄ったのでご挨拶」などという理由でアポイントをとらずに訪問してください。現場には真実である可能性が高い生の情報があふれています。


経営者や営業担当の方であれば,ご自身のご経験から感じられることがたくさんあろうかと存じます。

ベテランの営業マンは「入口や受付」の雰囲気でわかるといいます。信用調査の方法として、事業所などへの訪問を実践してください。


2 どのような形でも書面化を

信用調査が終わり,晴れて取引をすることになった場合の次なるポイントは、契約書の作成などの書面化です。誤解をおそれずに言えば,裁判所は書面主義的な傾向があります。したがって,債権の管理においては,書面をいかに残しておくかが大変重要なのです。


では、どのような書面を作成すればいいかといえば、その最高峰は「契約書」です。

そして,契約書が取れる場合には、

 

(1) 金額,支払時期などの取引の基本的な条件

 

のみならず、

 

(2) 期限の利益の放棄,相殺,解除

 

といった危機的状況において有効な条項が網羅されているかどうかを確認してください。

どうしても契約書が取れない場合でもあきらめずに、発注書、請書、議事録、メモ、取引履歴など、なんでもいいので書面を残すようにしてください。いざというときに味方になってくれるはずです。


3 日々の管理も欠かさずに

あとは、回収までの日々の債権管理ということになります。

支払期日にきちんと支払いがなされているかの管理はもちろんのこと、信用力に変わりがないかどうかをチェックしてください。

では、具体的に何をすればいいのかといえば、冒頭の信用調査で触れたように、現場(相手先)になるべく多く訪問するということ。アポなし訪問・電話連絡など、できるだけ現場に触れる機会を多くすることをおすすめします。

 

次回 [取引先が倒産したら] に続く・・・

<関連情報>

「顧客が倒産した場合」の対処法

<第2回>もしも取引先が倒産したら

http://www.mng-ldr.com/column/2014/09/18/post-26.php


<プロフィール>

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弁護士 藤井 愛彦


■紹介メッセージ

現在,顧問会社内にて独立開業し,法務全般を預かっています。

そのため,現在進行形の企業法務の担当者として,契約書のドラフティング,債権回収,労務関係などはもちろん,知財対応,レピュテーションリスク対応など企業に関する法務全般に強みがあります。

業界的には,現在は,不動産,建築関連分野に力を注いでいますが,過去には,IT,医療などを含めて幅広く対応した経験があります。


まずは,信頼関係づくりから始めましょう。

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