コラムBOX

2013年09月17日

マネジメントに必要な法人税の基礎講座 【第3回】

【第3回】税金を追徴されるケース

マネジメントに必要な法人税の基礎講座

 

第3回 税金を追徴されるケース

マネジメントに必要な法人税の基礎講座
サブタイトル:第3回 税金を追徴されるケース
税理士法人ゼニックス・コンサルティングCEO
株式会社エム・ソリューション代表取締役 
公認会計士、税理士 村形 聡
税務調査で税金を追徴されるケースというのは、大きく分けると
? 処理を間違ったというパターン
? 租税回避行為が否認されたというパターン
の2種類があります。
経理処理も申告の手続きも人間がやることですから、ミスはつきもの。ですから、税務調査官も、ミスについては、
「これ、間違っていますね。その分、ちゃんと払ってくださいね。」
といった程度で、大きな問題に発展することは少ないです。
でも、租税回避行為はいけません。租税回避行為というのは、経理をごまかしたりして
払うべき税金を少なく申告する行為です。これは、ジャンルとしては「脱税」の仲間だと言っても過言ではありません。
もしも、税務調査で、そういう事実が見つかってしまうと、
「この納税者は、インチキをやる納税者である。だから、他にもインチキをしているし、これ以前にもインチキをしているし、こ
れからもインチキをするだろう。」
と思われても反論の余地はありません。そして、このようなことが大きな問題に発展してしまえば、これは脱税事件となり、納税
者が刑事罰を受けることとなるわけです。
そうは言うものの、どこから先が租税回避行為となるかという境目については、具体的に考えると、なかなか難しい部分もありま
す。だって、税金を少しでも安くしたいという願いは、誰もがコッソリ持ってるでしょう。そういう気持ちがあることをダメとは
言えないと思うのです。だから、そういう気持ちとか意図とかじゃない所で、決定的な証拠によって決められなければならない問
題だと思います。
具体的な例でお話しましょう。例えば、50万円の備品の領収証を5?6枚に分割して、
10万円未満のモノだと偽って経費にするっていうケースがあるようですが、これはどうなのでしょう?
結論から言えば、それはアウトです。仮装経理っていうヤツで、租税回避行為として「重加算税」を支払わされるなど、罰を受け
なければならないでしょう。
ポイントは、「間違ったでは済まされない」ってことです。
「自然に領収証が分割されるわけないでしょ!」
「誰かが頼んだから分かれてるんでしょ!」
こういうのは、言い訳できないと思いませんか?
このようなケースとは逆に、間違っただけなのに重加算税をとられそうになった場合や、税務調査官に勘違いされて、租税回避行
為のレッテルを貼られそうになった場合には、きちんと主張しないと損をします。
第4回へつづく
<関連情報>
第1回 法人税の仕組みとは?
http://www.mng-ldr.com/column/2013/09/02/1.php
第2回 税務上の「寄附金」とは?
http://www.mng-ldr.com/column/2013/09/09/post-14.php
<著者プロフィール>
 
村形 聡
税理士法人ゼニックス・コンサルティングCEO
株式会社エム・ソリューション代表取締役 
慶應義塾大学経済学部卒業。公認会計士、税理士。
大手監査法人にて銀行、証券会社、専門商社、製造業、ホテル業、建設業、ゴルフ場など幅広い分野にわたる会計監査に従事する
かたわら、株式公開支援業務として様々な業種に対するコンサルティング業務にも従事。独立後は、「会社を元気にする税理士」
として税理士業務を主軸としながら、ベンチャー企業の経営コンサルティング業務、M&A支援コンサルティング、企業のターン・ア
ラウンドに関するコンサルティング業務、最近ではマーケティングに関するコンサルティングにも力を注いでいる。
税理士法人ゼニックス・コンサルティング
http://www.xenix.com/
村形聡氏ブログ
http://ameblo.jp/xenix/

 

税理士法人ゼニックス・コンサルティングCEO

株式会社エム・ソリューション代表取締役 

公認会計士、税理士 村形 聡


税金を追徴されるケース タイトル 300pix.png

 

税務調査で税金を追徴されるケースというのは、大きく分けると

1. 処理を間違ったというパターン

2. 租税回避行為が否認されたというパターン

の2種類があります。


経理処理も申告の手続きも人間がやることですから、ミスはつきもの。ですから、税務調査官も、ミスについては、「これ、間違っていますね。その分、ちゃんと払ってくださいね。」といった程度で、大きな問題に発展することは少ないです。


でも、租税回避行為はいけません。租税回避行為というのは、経理をごまかしたりして払うべき税金を少なく申告する行為です。これは、ジャンルとしては「脱税」の仲間だと言っても過言ではありません。


もしも、税務調査で、そういう事実が見つかってしまうと、「この納税者は、インチキをやる納税者である。だから、他にもインチキをしているし、これ以前にもインチキをしているし、これからもインチキをするだろう。」と思われても反論の余地はありません。そして、このようなことが大きな問題に発展してしまえば、これは脱税事件となり、納税者が刑事罰を受けることとなるわけです。


そうは言うものの、どこから先が租税回避行為となるかという境目については、具体的に考えると、なかなか難しい部分もあります。だって、税金を少しでも安くしたいという願いは、誰もがコッソリ持ってるでしょう。そういう気持ちがあることをダメとは言えないと思うのです。だから、そういう気持ちとか意図とかじゃない所で、決定的な証拠によって決められなければならない問題だと思います。


具体的な例でお話しましょう。例えば、50万円の備品の領収証を5-6枚に分割して、10万円未満のモノだと偽って経費にするっていうケースがあるようですが、これはどうなのでしょう?


結論から言えば、それはアウトです。仮装経理っていうヤツで、租税回避行為として「重加算税」を支払わされるなど、罰を受けなければならないでしょう。


ポイントは、「間違ったでは済まされない」ってことです。「自然に領収証が分割されるわけないでしょ!」「誰かが頼んだから分かれてるんでしょ!」こういうのは、言い訳できないと思いませんか?


このようなケースとは逆に、間違っただけなのに重加算税をとられそうになった場合や、税務調査官に勘違いされて、租税回避行為のレッテルを貼られそうになった場合には、きちんと主張しないと損をします。


第4回へつづく


<関連情報>

第1回 法人税の仕組みとは?

http://www.mng-ldr.com/column/2013/09/02/1.php


第2回 税務上の「寄附金」とは?

http://www.mng-ldr.com/column/2013/09/09/post-14.php

 

 第4回 会社が税務調査官からどのように見られているのか

http://www.mng-ldr.com/column/2013/09/23/post-15.php

 

第5回 税務調査官のお土産とは? 

http://www.mng-ldr.com/column/2013/09/30/-5-1.php

 

第6回 「取引価格」と「時価」とのギャップ

http://www.mng-ldr.com/column/2013/10/07/post-16.php

 

第7回 同族間の「取引価格」はどのように判断されるか?

http://www.mng-ldr.com/column/2013/10/15/7.php

 

第8回 「低廉譲渡」という問題

 http://www.mng-ldr.com/column/2013/11/11/post-17.php

 

第9回(最終回) タダで行われた取引が益金になる!?

http://www.mng-ldr.com/column/2013/11/18/9.php

 


<著者プロフィール>

村形氏写真.jpg 

村形 聡


税理士法人ゼニックス・コンサルティングCEO

株式会社エム・ソリューション代表取締役 

慶應義塾大学経済学部卒業。公認会計士、税理士。


大手監査法人にて銀行、証券会社、専門商社、製造業、ホテル業、建設業、ゴルフ場など幅広い分野にわたる会計監査に従事するかたわら、株式公開支援業務として様々な業種に対するコンサルティング業務にも従事。独立後は、「会社を元気にする税理士」として税理士業務を主軸としながら、ベンチャー企業の経営コンサルティング業務、M&A支援コンサルティング、企業のターン・アラウンドに関するコンサルティング業務、最近ではマーケティングに関するコンサルティングにも力を注いでいる。


税理士法人ゼニックス・コンサルティング

http://www.xenix.com/


村形聡氏ブログ

http://ameblo.jp/xenix/

 

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http://www.mng-ldr.com/recommen/2013/09/09/post-18.php

 

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