コラムBOX

2012年10月29日

中小企業のための「失敗しないタブレット端末活用法」 第2回 目的を与えられないタブレット端末は引き出しの中へ(1) 著者:田邉弘美

タブレット端末を企業で有効活用するための導入の仕方について専門家が解説

 

 最近、タブレット端末の企業導入についてのご相談、ご提案をさせていただく機会が増えています。タブレット端末の導入支援をお請けしていることもあり、その業種もさまざまです。

 

 一方で、検討しようとしながら、実際に何を検討すればいいのかがわからない企業さまも多くいらっしゃいます。

 

 

 たとえば、ある住宅資材を販売する会社で、「営業の現場でタブレット端末の活用をしたいが、テスト試用から先に進めない」とのご相談がありました。

 

 詳しくお話をうかがってみると、数名の現場営業担当者にパイロット的にタブレット端末を渡して「各自使ってみて、活用事例を報告してください」との指示を出したが、全く反応がない、ということでした。

 

 

 実際にタブレット端末を渡された営業担当者は、

 

「最初はいろいろとアプリをインストールして使ってみたが、仕事で使うとなるとイメージが湧かなくて」

「お客さまの前で使う勇気がなくて、どうしても従来のカタログ雑誌営業になってしまいますね」

「そもそも、なんで営業スタイルを変える必要があるのでしょうか。今のままで十分セールスできているし、かえって余分な手間が増えるだけだと思うのですが」

「あの店長は新し物好きですからねぇ。でも押し付けられるこちらはたまりませんよ。営業ノルマだってあるのにどう使うかを考える暇なんてないです」

 
などの答えが返ってきました。

 

 そして、その後、タブレット端末は担当者の引き出しの中で眠っていました。

 

 このケースは特別なことではなく、現場の方とお話をしているとよく聞く内容です。

 

 新しいツールを渡されて「さぁ、明日から使ってみろ!」といわれても、何ができるのか、何を変えればよいのか、思案しているうちに時間は経過し、担当者の頭の中からはすっかり抜け落ちてしまっているのです。まさに臭いものには蓋状態。これでは先に進めません。

 

 

失敗しないトライアルの始め方

 

 

 タブレット端末の導入は、ある程度の投資が必要になります。ですから、それに見合うメリットを明確にするために、トライアルをしてからの導入はお勧めする方法の一つです。

 

 では、どうしたらトライアルがスムーズに進み成果が出るのか?

 

 それは、「目的をはっきりと打ち出す」ことです。

 

 導入における目的をしっかりと打ち出した上で、それぞれの現場でその目的のためにどう活用するのかを考えてもらうことだと思います。

 

 

 具体的な目的の例としては

 

(1) コスト削減
(2) 売り上げアップ

 

となります。

 

 こうした目的を明確にした企業での事例をご紹介いたします。

 

 

(続きはこちら)

 ⇒  中小企業のための「失敗しないタブレット端末活用法」 第2回 目的を与えられないタブレット端末は引き出しの中へ(2)

 

 

 

 

(この記事は2012年10月29公開のものです)

 

 

 


【記事執筆】

 田邉弘美

 (タクト情報システムズ株式会社 代表取締役、タブレット企業導入コンサルタント) 

 

 

【関連記事】

 ⇒ 中小企業のための「失敗しないタブレット端末活用法」 第1回 タブレットはパソコンよりも使いやすい?

 

 

 

━<著者プロフィール>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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田邉弘美(たなべ ひろみ)

 

■タクト情報システムズ株式会社 代表取締役
■タブレット企業導入コンサルタント

 

大手電機メーカーにてオフコン基本ソフトの開発/技術計算プロジェクトなどを担当。

1987年、タクト情報システムズ株式会社を設立。
企画からプロジェクト管理、運用支援まで幅広い分野をサポートする会社として、創業以来多くの企業へシステムを納入。高い技術力と豊富な知識で、クライアントさまの企業発展に貢献できるシステムづくりをモットーとしている。
2010年スマートタブレットの発売と同時に、自社製品の販売や結婚式場、生命保険、住宅業界などへの導入実績がある。これらの経験を元に、独自の「タブレット導入事例セミナー」「iPad活用セミナー」など、セミナー活動、導入コンサルタントとして活躍中。

 

 

タクト情報システムズ株式会社

 http://www.tact-info.co.jp/

 



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