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2014年03月11日

震災に備える「リスクマネジメント」

被害を最小限に抑え、早期の復旧を行うために準備すること

震災に備える「リスクマネジメント」

 

被害を最小限に抑え、早期の復旧を行うために準備すること

震災に備える「リスクマネジメント」
被害を最小限に抑え、早期の復旧を行うために準備すること
3年前に起きた東日本大震災。地震や津波で亡くなられた多くの方々に哀悼の意を表
します。また、いまもなお26万人を超える方が避難生活を余儀なくされているなど、
改めて「復興」が簡単に進まない現実も思い知らされます。
企業のBCP/BCM(事業継続)を考える上でも、予期せぬ自然災害にどのように対処す
ることの重要性を再確認する機会として考えていただければと思います。
ここで、3年前のことを思い起こしながら企業の「リスクマネジメント」のポイント
を列記します。
大事なのは「備え」と「実施訓練」
まず最低限「備える」ことが大切です。そして緊急時にその備えが機能するかを
実施訓練で検証しておくことがさらに大切です。先の災害時に「備えがあることを知
らなかった」、「備えたものがうまく使えなかった」の声を多く聞いています。
混乱状態でもスムーズに行動できるようにするためには「備え」の上に「実施訓練」
が欠かせません。緊急の安否確認がすぐにできますか? いますぐ指定の避難場所に
迷わず行けますか? 関係会社が被災した時にどのように対処しますか?
「準備」と「行動」がすぐできるようにしておきましょう。
■準備しておくこと
○社員・家族の安否確認方法
いつ・どこで被災するかはわからない。震災時に電話がつながらない、公衆電話が
長蛇の列といった経験をされた方も多いのではないでしょうか。通信会社が用意して
いる「災害用伝言ダイヤル(171)」や電話に比較してつながりやすいTwitterなどの
「SNS」の利用方法を確認し、アプリのダウンロード等の設定や連絡確認ルールを決
め周知・練習しいつでも使えるようにしてください。家族も同様に、連絡手段・方法
を決めておくことが必要です。
○避難場所・避難経路の確認
避難場所がどこにあるのか、あらかじめ定めたルートが通行困難になることを踏ま
えて複数のルートを調べておく。地図だけで確認するのではなく、実際に歩いて確認
しましょう。避難場所でどこに集合するかを決めておくと確認がスムーズになります
。これは家族の場合も同様で「待ち合わせ場所」を決めておくことで無駄な動きが軽
減されます。
○備えに必要なもの
自身の身を守るためのヘルメットや水・非常食・薬品等のグッズはもとより、社内
に寝泊まりするための非常食・薬品・毛布などが備蓄されているか、建物が被災して
も安全に取り出せる場所に保管されているかを確認。社員分だけでなく訪問者や近隣
・通りかかった方など一般の方の救助も前提に準備しておきましょう。災害時は「助
け合い」第一です。
普段使わないが被災時に必要と感じたもので多かったのは、
☆携帯電話やスマートフォンの予備電源
(何度もかけなおしているうちに電池が切れたとの声多数ありました)
☆仮設トイレ&囲い(トイレが使えない、使えても数が少ないのとの困惑は切実)
○重要な情報・資料の管理
機密情報の非常時の扱いや業務データを守るために、社外のサーバーにデータをバ
ックアップ(できれば広域で複数個所)。どこからでも業務が開始できるよう「クラ
ウド」を上手に活用することが早期の復旧につながります。
○関係会社・機関との連携
取引先、調達・製造や流通にかかわる協力会社など基幹業務に関連する会社・スタ
ッフとの被災状況の確認方法や調達・輸送ができなくなった場合の振り替え方法も検
討し協定を結ぶなど「代替え処置・ルート」を確保しておきましょう。
取引先の被災で「復旧」が困難になったために倒産・廃業に至るケースは、東日本大
震災でも多く発生しています。
■まとめ
人的リスクと業務リスクをどのように回避するかが、企業・組織のリスクマネジメン
トです。東日本大震災の際に会社でどのように対処したか調査しました。その回答の
なかに「社員の安否確認がとれず会社に泊まりこみ、連絡の電話を待つ間ひっそりと
した会社で家族のことを思い一人涙した」総務担当者の話を聞きました。
安心して働ける環境を守るために、災害に対しての備えと訓練をして被災を最小限に
とどめるましょう。
マネジメントリーダーWEB 編集部

 

3年前に起きた東日本大震災。地震や津波で亡くなられた多くの方々に哀悼の意を表します。いまもなお26万人を超える方が避難生活を余儀なくされているなど、改めて「復興」が簡単に進まない現実も思い知らされます。


企業のBCP/BCM(事業継続)を考える上でも、予期せぬ自然災害に対処することの重要性を再確認する機会として考えていただければと思います。ここで、3年前のことを思い起こしながら企業の「リスクマネジメント」のポイントをご案内します。


大事なのは「備え」「実施訓練」


まず最低限「備える」ことが大切です。そして緊急時にその備えが機能するかを実施訓練で検証しておくことがさらに大切です。先の災害時に「備えがあることを知らなかった」、「備えたものがうまく使えなかった」の声を多く聞いています。


混乱状態でもスムーズに行動できるようにするためには「備え」の上に「実施訓練」が欠かせません。緊急の安否確認がすぐにできますか? いますぐ指定の避難場所に迷わず行けますか? 関係会社とすぐに連絡が取れますか?


「準備」「行動」がすぐできるようにしておきましょう。


■準備しておくこと

○社員・家族の安否確認方法

いつ・どこで被災するかはわからない。震災時に電話がつながらない、公衆電話が長蛇の列といった経験をされた方も多いのではないでしょうか。通信会社が用意している「災害用伝言ダイヤル(171)」や電話に比較してつながりやすいTwitterなどの「SNS」の利用方法を確認。アプリのダウンロード等の設定や連絡確認ルールを決め周知・練習しいつでも使えるようにしてください。家族も同様に、連絡手段・方法を決めておくことが必要です。


○避難場所・避難経路の確認

避難場所がどこにあるのか、あらかじめ定めたルートが通行困難になることを踏まえて複数のルートを調べておく。地図だけで確認するのではなく、実際に歩いて確認しましょう。避難場所でどこに集合するかを決めておくと確認がスムーズになります。これは家族の場合も同様で「待ち合わせ場所」を決めておくことで無駄な動きが軽減されます。


○備えに必要なもの

自身の身を守るためのヘルメットや水・非常食・薬品等のグッズはもとより、社内に寝泊まりするための非常食・薬品・毛布などが備蓄されているか、建物が被災しても安全に取り出せる場所に保管されているかを確認。社員分だけでなく訪問者や近隣を通りかかった方など一般の方の救助も前提に準備しておきましょう。災害時は「助け合い」第一です。


普段使わないが被災時に必要と感じたもので多かったのは、


☆携帯電話やスマートフォンの予備電源

(何度もかけなおしているうちに電池が切れたとの声多数ありました)


☆仮設トイレ&囲い

 (トイレが使えない、使えても数が少ないのとの困惑は切実、

特に周りの視界を遮る簡易の囲いがないと簡易トイレがあっても

利用しにくい)


○重要な情報・資料の管理

機密情報の非常時の扱いや業務データを守るために、社外のサーバーにデータをバックアップ(できれば広域で複数個所)。どこからでも業務が開始できるよう「クラウド」などの仕組みを上手に活用することが早期の復旧につながります。


○関係会社・機関との連携

取引先、調達・製造や流通にかかわる協力会社など基幹業務に関連する会社・スタッフとの被災状況の確認方法や調達・輸送ができなくなった場合の振り替え方法も検討し協定を結ぶなど「代替え処置・ルート」を確保しておきましょう。自社が大丈夫であれば復旧支援を行う用意を。


取引先の被災で「復旧」が困難になったために倒産・廃業に至るケースは、東日本大震災でも多く発生しています。


■まとめ

人的リスクと業務リスクをどのように回避するかが、企業・組織のリスクマネジメントです。東日本大震災の際に会社でどのように対処したか調査しました。その回答のなかに「社員の安否確認がとれず会社に泊まりこみ、連絡の電話を待つ間ひっそりとした会社で家族のことを思い一人涙した」総務担当者の話を聞きました。安心して働ける環境を守るために、災害に対しての備えと訓練をして被災を最小限にとどめましょう。


マネジメントリーダーWEB 編集部


 

 

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