実務BOX

2012年09月27日

秋になるにつれてやる気が減退。そんな社員はいませんか?"季節性うつ病"に注意!

【健康管理・メンタルヘルスケア】冬季にだけ症状が現れる"季節性うつ病(冬季うつ病)"とは?

 

 厳しい残暑もようやく終わりが見え、涼しくなってきました。これから気温も下がり、過ごしやすくなってきますが、秋、冬になるにつれ、この時期だけやる気が減退してしまったり、休みがちになったり、そんな社員はいないでしょうか?
 もしそんな社員がいたとしたら、それはひょっとすると"季節性うつ病(冬季うつ病)"かもしれません。


「季節性うつ病」とは?

 

 夏は非常に元気だったのに、冬が近づくにつれ、冬場にだけうつ状態になってしまう。これが「季節性うつ病」です。

 

 季節性うつ病(冬季うつ病)とは、季節性気分障害、季節性感情障害ともいわれ、性別や年齢に関係なく発症し、秋頃から症状が現れ始めます。10月、11月頃に憂うつな気分が始まり、冬の終わる2月、3月頃に治まるというサイクルを繰り返します。倦怠感や気力の低下、過眠、過食などの症状が見られ、冬以外の季節では健康な状態であるため、その判断がつきにくいものでもあります。


治療・予防には日光浴が効果的

 

 季節性うつ病は、冬季を中心に発症し、北方などの高緯度地域における発症率が高いことから、日照時間が短くなることによる太陽光の減少が原因であるとされています。

 

 そのメカニズムはまだ良く分かっていないところもありますが、次のような説が考えられています。

 

・体内時計をつかさどる脳内物質メラトニンが、日照時間が短くなることで分泌が乱れ、体内時計が狂ってしまう。
・光の刺激が減ることで神経伝達物質のセロトニンが減り、脳の活動が低下してしまう。


 

 そこで、治療法としては、日光に近い光を一定時間浴びる"高照度光療法"というものがあります。ヒトは日に当たることで体内時計を調節しているので、意図的に光を浴びて体内バランスを整えるのが目的です。
 これは、同時に太陽光を浴びることが有効であるといえます。つまり、普段から日光を浴びることが予防につながることになります。
 朝一番にカーテンを開けて太陽を浴びたり、また一定のリズミカルな運動はセロトニンを活性化させるため、天気の良い日には1時間程度の散歩・ウォーキングを行ったりするのがよいといわれています。

 

 

(この記事は2012年9月27日公開のものです)

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